CIA · 30日 7月 2019
ビジネス社会で仕事する時、何度か直面するのは、「本当にこれでいいのだろうか?」、と思い悩みながらも、「深く入ると面倒なことになるなあ」、「失敗できないしなあ」、「上司に言っても何も変わらないしなあ」、「小さなことで目をつけられるのも嫌だしなあ」等々、いつの間にかスルーしてしまうケース。日常的にあるあるかもです。内部告発するような大袈裟な話ではないけれども、「これでいいんだろうか!」と思ってしまう経験あることでしょう。内部統制の世界では、リスクマネジメントが大見出ですが、日常の業務で、社員が諦めの気持ちや守りに入ってしまうと、リスクマネジメントの根底を揺さぶる事態と言えます。チリも積もれば見えない山となる。コンプライアンスに”透明性”という言葉がありますが、社員が守りに入らないで、健康的なビジネス活動を維持できるどうかは、統制環境、特に、人事での取り組みが重要。前向きな発言や改善が許される空気感、そんな職場環境を構築できるかどうかで、様々なリスクや企業と社員の成長も変わる。とは言え、性格的に守りの人、保身で守りの人もいるのも事実。守りの人のタイプや数、そんなKPI、あってもいいか!
CIA · 16日 7月 2019
最近、外資系企業で不正の強化対象としているのが、サイバー不正。具体的なケースで言うと、電子メールを巧みに活用して、あたかも同じ会社のアドレスであるかのように装い、ある関係会社から多額の資金を指定口座に送金させる不正です。新手の不正に対して、2018年、米国SECは内部統制を怠った上場企業には罰則規定を設ける事態にまでなっています。では具体的なケースはどのようなものか。1)メールアドレスが会社アドレスと酷似していること、2)本社の財務担当職であると偽ること、3)何度もターゲットにした担当者と密にメール交換して信頼関係を築くこと、4)送金指示は数回にわかれること等々。実際にサイバー不正で損害が発生した企業を見たことありますが、正直、なぜそうなるか、脇の甘さが印象的でしたが、実際に起きているのです。では内部統制はどのように強化すれば良いか?まず、IT対策もありますが、ここでは地味な方法を記載します。大前提、支払決済においてはデュアル承認が当たり前ですが、特徴的なのは、ベンダー情報の新規または変更の時には、必ず、”銀行情報が正しいかを電話で直接確認する手段を取る”。となります。笑えないのです。

11日 4月 2019
仕事はゲームだ!と思っています。もちろん、報酬を得て仕事をするので遊び感覚のゲームでありません。交渉術に”ゲーム理論”があるように、仕事も駆け引きを意識して行うと効率性が増すのです。仕事の効率が悪い人の典型的なケースは、先を読まないで目の前にある仕事だけに集中する傾向があり、発展的なビジョンを描かないまま仕事を黙々としているタイプです。ビデオゲームで連想できるように、ゲームを攻略しようと思えば、雑魚やボスと戦ったり、でも、基本は先に何が待ち受けているかを、ワクワクしながら続けるのがゲームの肝です。仕事も同じで、ワクワク感で先を予期して、突然、飛び込み雑魚的な仕事をサックっとこなして、最終的に達成しなければならないゴール、所謂、ボス戦に備える力と知恵が必要になります。僕が今コンサルの仕事をして思うのではなく、社員として従事していた時からゲーム感覚でやってきました。ボス戦に太刀打ちできないようであれば、事前に自己啓発で経験値をしっかり貯めてゴールを目指したものです。もともと趣味でもゲーム好きなので、この感覚になったのかもですが、ゲームと思えば、ストレスをうまく吐き出してミッションクリア!
CIA · 28日 3月 2019
現在プロジェクトで入っている某外資系企業の法人税の税務申告業務、今日、完了しました。パチパチ!12月決算会社なので約三ヶ月の間がハード!決算書(日本会計基準)を作成して税務計算の作業を色々とやっていましたが今日ほっとしました。日本企業と異なり大変なのは12月に米国会計基準での決算書を作成し、さらに税務計算を12月末までに終えること。さらには、年度明けからは、日本会計基準の決算書を作成して、立て続けに日本の税法に基づく税務計算を再度行う必要があることです。当然、会社の基幹システムに頼るデータも多いのですが、SAPとは言え決算書の計算ロジックが・・・おかしいのが判明したり、そもそも、どうやって必要な追加データをインプットすればいいのか等々、まさかの事態に何度も直面して大変でありました。とどめは、決算書の承認を株主総会で終えてちゃんちゃんなのですが、想定外が色々起きて署名を得る時間がかかることになり冷や汗もの。それでもこうして終わってみるとやはり達成感があり。乗り切った甲斐あると思ってます。国際会計基準(キャピタルリース)の対応もあったりの専門的な世界の充実した時間に感謝します。乾杯!

CIA · 25日 3月 2019
年齢がいくつになっても自己啓発は必要なことだと思います。最近、僕の中で久しぶりにホットなキーワードが、スチーム人材!日本語ではわかりにくいのですが、英語の頭文字を綴ったワード。STEAMとは、5分野の頭文字で作られた言葉で、1)科学、2)テクノロジー、3)工学、4)アート、5)数学の総称です。これらを融合的に応用してものづくりを行い、かつ、21世紀型スキルの育成に狙いを定めている点に本質があります。もう少しわかりやすく言うと、1)論理よりもデザイン思考を重視し、2)科学技術にアートを融合させること。そんな人たちの例は、シリコンバレーのイノベーターのことでもあり、社会起業家の成功要因となっています。日本では右脳だ左脳だと話題になったテーマと同じようにも思えますが、5つの構成要素を見ると、見事に21世紀のテーマを捉えているのがわかります。デザイン力については別の機会にブログにしますが、自己啓発をするならば、このキーワードは役立つ気がします。内部統制や不正対応人材に関係ないとは言えないのは、さて、なぜでしょうか?それは、今後企業が目指すベクトルだからです。CIAはスチームでグレードアップ!
CIA · 05日 3月 2019
若い時に公認内部監査人の世界に興味を抱いた一つの理由には、正義を追求できる職のひとつではないかと思ったからでした。当時、エンロンやワールドコムの不正が蔓延している時代で、会社を食い物にして自分だけの利得を追求するマネジメント層が大流行り。そんな姿勢に僕は我慢できない時代でした。なぜ、社員を犠牲にして、自分だけの利得、それも、天文学的な不正利得にこだわるのか理解できませんでした。そんな時、僕はSOXの日本リードを任せられることになり、死ぬほど大変でしたが、たくさんの学びがありました。毎日ストレスだらけの日々。気分転換で、たまにハワイやバリのようなトロピカルアイランドでリフレッシュしました。知っているでしょうか?Israel IZ。とても太っちょで本当大丈夫?と思える風貌のシンガーです。でも、外見から想像できない天使の声。この歌を聴くとなんだか利得だらけの人間社会がアホらしく思えてきます。彼はもうこの世にいないのですが、生前、彼は肥満で自分は長生きはできないことを悟っていたそうです。死を怖くないと!虹の彼方には、誰もが利害なく生きていける世界がある、そんな気持ちにさせてくれる歌。安らぐ。

CIA · 21日 2月 2019
最近人事のメンバーと人材情報を交わす機会があったのですが、驚きは派遣社員、超売り手だそうです。特に20代の派遣社員で人格や経歴で問題なければ奪い合いになっている模様です。正社員の人材マーケット自体が売り手市場になっているので、20代の派遣社員は超レア。ほとんどは正社員を選択するようですが、もちろん家庭の事情や生き方で派遣社員も選択肢であり、その場合には超ド級の売り手で企業を選択できてしまう時代になっています。思えばリーマンショック・・・の頃はひどかった。派遣切りは当たり前であり、正社員も含めた失業率が急激に上がった時代でした。人手不足の時代に突入した日本ですが、量だけでなく質を上げる取り組みが求められる時代にもなった気がします。
CIA · 19日 2月 2019
人生長く生きているといろいろなことに直面するものです。好きなことだけをやって生きていけるならそれはそれで楽でしょう。でも好きなことだけをやれば良い!そんな甘い世界ではないですね。人間社会は。利己的な行動が見え隠れするのが人間社会であり、だからこそみんな競争に負けてはいけないと切削琢磨して行かなければ生き残れない。大げさかもしれませんが人間社会は弱肉強食の時代であることはいつも変わらない気がします。社会主義とか共産主義が良いと言うつもりは毛頭ありません。助け合う心のゆとりが少しでもあれば社会はもっと変わるとは思うのですが、”ゆとり”は言葉だけ先行していて実際は生きるのに精一杯なのが今の日本のような気がします。安心できる社会は政府任せではなくセコムのような民間企業が出現しないと無理なのかもです。そんなことを思った一日でした。

18日 12月 2018
学生から社会人になって、これまで様々なビジネスシーンで挑戦を続けてきましたが、常に葛藤があったのは自分との戦いでした。楽をしようと思えば楽ができた時期がありました。でも、きっとそのままであれば、自分には何の変化もなく、漫然と人生を過ごすだけになる!そう思って、ある日、ある決め事をしました。それは、睡眠時間を”1日4時間”までにしたことです。1日24時間はどんな人でも同じです。ナポレオンと同じ睡眠時間であることを思い出しましたが、睡眠を削っても死にはしない!自分への挑戦を課した日から人の倍以上を努力することを掲げて、睡眠時間を割いて自己啓発に邁進した若い時代がありました。ビジネス書籍はひと月に5冊以上読破する!専門資格に挑戦する!英語をブラッシュアップする!ITに強くなる!等々いろいろ!!抑えたのは、会計税務、英語、システムの三種の神器でした。不思議と苦ではなかったのです。きっと人は何か目標を描くとゴールに向かって走れる強さがあるのです。でも人によって程度はそれぞれ。自分なりの試練を与えてみることで、新しい自分と向き合えると思います。”試練のない生活、それが、最大の試練である”。
CIA · 10日 12月 2018
社員がビジネス活動するに際して必要な経費です。旅費交通費、消耗品費、交際費や会議費等ありますが、会社によってその管理レベルが異なるような気がします。ファイナンス(経理財務)では社員の立替経費を精算するわけですが、どこまでチェックするかでこの世界はかなり変わります。各部門長の権限と判断に任せる!のケースもあるでしょう。このケースで往々にしてあるのは、経費規定に準じていないケースが雪だるま式に膨れているケースです。最後は会社のリスクとして考えますが、現場の判断に任せすぎると会社の規定を逸脱する傾向にあります。例としては、明細のない領収書で購入した消耗品費、なぜ公共機関(電車・バス等)でなかったのかわからない頻繁なタクシーの使用、あまりにも高額でピンクバレバレ交際費などが使われていたりします。調査で判明したぶっ飛んだケースは次回ご紹介しましょう。行動規範とかコンプライアンスとか、そんなキーワードが軽く吹っ飛ぶくらいのレッドマークがありますのでご注意ですね。

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